2007年04月11日

エネルギー超大国ロシアのM&A活発化-Russian M&A surge to $71bn record

Mergers and acquisitions in Russia and other former Soviet republics surged to record highs last year, highlighting the region's continuing economic recovery, according to a report from Ernst&Young.
Russia's M&A activity soared 41 per cent to $71bn, making it by far the biggest M&A market in the commonwealth of Independent States. Metals and mining led activity for the first time in value terms, overtaking oil and gas. Other active sectors included financial services, media and retail.
The surge is underpinned by Russian economic growth, which has averaged more than 6.6 per cent for seven years. Enhanced spending power among Russian consumers is making the country an important investment destination for foreign companies in sectors such as consumer goods and banking.
(中略)
The biggest deal involving foreign investment was joint acquisition by China's Sinopec and Russia's Rosneft of the assets of the Udmurtneft oil company, highlighting the trend for foreign energy companies to team up with Russian groups. But western companies were particularly active in financial services, with European groups including UniCredit, Societe Generale, Raiffeisen International and OTP Bank, all making acquisitions. Leading Russian companies such as Rusal, the aluminium group; Evraz, the steel company; and Norilsk Nickel, the world’s biggest nickel producer, were increasingly active in overseas expansion. Acquisitions abroad by Russian companies reached $11.4bn.
The share of state-owned companies in M&A deals remained high but roughly halved from 2005 to about 23 per cent of deals in 2006.
Russia’s biggest deal of 2006-the three-way merger of Rusal, Sual and the alumina assets of Switzerland’s Glencore to create the world’s largest aluminium producer- involved only private companies. The largest deal of 2005, by contrast, was state-controlled Gazprom’s $13bn takeover of Roman Abramovich’s Sibneft oil company.
Acquisition activity in energy-rich Kazakhstan and Ukraine were also high, according to Ernst&Yondg.
M&A transactions in Kazakhstan reached $7.6bn, with oil and gas accounting for majority but the financial services sector attracting increasing numbers of buyers.
Almost $4.8bn in M&A transactions were closed in Ukraine, with a flurry of bank acquisitions by European financial groups and rising real estate investments.
Last year’s total was less than the ground-breaking $7.7bn Ukraine recorded in 2005 but the lion’s share of that amount was accounted for by one deal: the privatization of steel mill Kryvorizhstal by Mittal Steel for $4.8bn.
(FINANCIAL TIMES, Monday April 2 2007, World News p5)

この記事から、読み取れることは、エネルギー大国である、ロシア、カザフスタン、ウクライナでは、エネルギーに関した企業のM&Aが活発に行われているということ。これは、ロシアがOPECを除く世界第一の石油産出国であり、また、天然ガスにおいても、そのEUにおける影響力は絶大であるからでしょう。もちろん、規模の経済によるところも大きいのでしょうが。
そして、こうした国での、消費の活性化と、金融商品への人気などもたいへん興味深いです。また、国有の企業よりも、民間の企業が好まれるのも、当り前なのでしょうか。


2005年末、ロシアは隣接するウクライナに対し、輸出しているガスの価格を4倍以上値上げする通告をしました。ウクライナがこれに難色を示したため、ロシアは2006年1月1日にガス供給の停止に踏み切りました。この事件により、ロシアのガスをウクライナ経由で購入しているヨーロッパでは、エネルギーの安全保障をめぐる議論が活発化しています。

・ ロシアへの天然ガスへの依存度
ウクライナ:100%
フィンランド:100%
ハンガリー:100%
スロバキア:100%
ポーランド:94%
オーストリア:88%
チェコ:78%
トルコ:69%
ドイツ:44%
イタリア:39%
フランス:25%

EU諸国は、2006年1月にロシア政府天然ガス独占企業「ガスプロム」がウクライナ経由の天然ガス供給を一時停止した事態を受けて、天然ガスの安定確保のために、カスピ海沿岸諸国からロシアを経由せずに、トルコ、ブルガリア、ルーマニア、ハンガリーを経由してオーストリアのウィーンに至る全長3300キロメートルのパイプラインを建設することに合意しました。2011年の完成を目指しています。
世界のエネルギー事情

ロシアは原油埋蔵量で世界の約7%を保有しているほか、天然ガス、石炭の埋蔵量ではそれぞれ世界1位、2位である。「特に、世界シェア30%を超える天然ガスは圧倒的で、政府の方針に従って毎年、生産量以上の埋蔵量発見を行っている」(天然ガスでほぼ独壇場のガスプロムIR担当)。「当社はロシアの29兆平米の土地を探査できる権利があり、ガス田の90%が集中するシベリア南部だけでなく、北部のカマル半島、バレンシア海、北海など新しいガス田の開発が今後進む見通し」(同社)で、確認埋蔵量はさらに大きく増えそうだ。
ロシアはEUへのエネルギー輸出、とくにパイプラインによる天然ガス供給を強化している。プーチン政権は戦略的な意味からEUへのエネルギー供給を長期的に保証しており、このためにロシアからのパイプラインは欧州に網の目のように広がっている。その先をたどるとドイツを拠点に西はポルトガル、南は北アフリカ、北はフィンランドに至る。アメリカに匹敵する規模のEU経済のいわば動脈を担っているわけで、エネルギー供給を通じて欧州とのつながりは、かつてない程強化されている。EUのロシアへの依存度は石油で25%、天然ガスで40%に上る。とくに、低公害の天然ガスでEUはますますロシア依存度を高めそうだ。
ユナイテッドワールド証券株式会社

こちらも、興味深いです
Cosmo Gas Business Solution “ロシアとの関与を迫られる国際エネルギー”

ちなみに、石油といえば、ロシアはOPECに加盟していない、世界最大の石油産出国です。

Producing Nation for 2004
1. Saudi Arabia (OPEC): 10.37(×1000000bbl/day), 1.649(×1000㎥/day)
2. Russia : 9.27, 1.474
3. United States : 8.69, 1.382
4. Iran (OPEC) : 4.09, 650
5. Mexico : 3.83, 609
6. China : 3.62, 576
7. Norway : 3.18, 506
8. Canada : 3.14, 499
9. Venezuela (OPEC) : 2.86, 455
10. United Arab Emirates (OPEC): 2.76, 439
11. Kuwait (OPEC) : 2.51, 399
12. Nigeria (OPEC) : 2.51, 399
13. United Kingdom : 2.08, 331
14. Iraq (OPEC) : 2.03, 323

Consuming Nation for 2004
1. United States: 20.030.000 bbl/day, 3.184.516 ㎥/day
2. China : 6.391.000 bbl/day, 1.016.088 ㎥/day
3. Japan : 5.578.000 bbl/day, 886.831 ㎥/day
4. Russia : 2.800.000 bbl/day, 445.164 ㎥/day
5. Germany : 2.677.000 bbl/day, 425.609 ㎥/day
6. India : 2.320.000 bbl/day, 368.851 ㎥/day
7. Canada : 2.300.000 bbl/day, 365.671 ㎥/day
8. South Korea: 2.061.000 bbl/day, 327.673 ㎥/day
9. France : 2.060.000 bbl/day, 327.514 ㎥/day
10.Italy : 1.875.000 bbl/day, 297.942 ㎥/day


2007年02月07日

FINANCIALTIMES#01-Brussels in climbdown over car emissions

記念すべき第一回目は、EUでの、排気ガスの制限です。三日坊主にならぬことを祈ります。

ヨーロッパ車業界は、2012年までに二酸化炭素の排出を130g/kmに削減することが、明日にも承認されるようです。これは日本の2015年までに、138g/kmという目標を下回ります。
BMW、DaimlerChryslerなどCar industryが重要な位置を占めるドイツでは、Angela Merkel首相が、この制限を置くことをBrussels抗議しました。

EU to impose new limits on car emissions

当り前の話ですが、こうした規制は欧米と比べ、超低燃費を実現する日本のトヨタやホンダに有利に働くのでしょうか。実際に比較してみなければわかりませんが。今回はこうした規制・法により、産業が著しく変化を要するだろうことは、非常に興味深いと思いました。


補足;ホンダのシビック ハイブリッド(MXB)の環境性能

- 31.0km/L(CO2排出量 1km走行あたり75g/km) 10・15モード走行燃料消費率(国土交通省審査値)「平成22年度燃費基準+20%達成車」

-「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」国土交通大臣認定車
Hondaは、「喜びを次世代へ」という考えのもと、全世界の製品および生産活動におけるCO2排出低減の目標を自主的に定め、取り組みを進めてきている。今回の受賞も、シビック ハイブリッドの製品としての優れた環境性能が高く評価されたものである。

次項有ホンダ、シビック ハイブリッド、平成18年度「省エネ大賞」の「資源エネルギー庁長官賞」を受賞


ちなみに、Brussels:ブリュッセル、ベルギーの首都でEUの本部がおかれている。スカンディナビアの国々が加盟する前に、EUの中心がベルギーのブリュッセルだったことから、らしい。

次項有ベルギー 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


2007年02月02日

FINANCIALTIMES#00−Instraction

こんにちわ、Sweden(スウェーデン)のGoteborg(イェーテボリ)大学で留学しているベーグルです笑。

私の学部のStudentUnionのオフィスでは、Financial Timesを無料でもらえます。つい2日前に、その存在を知り感動しました。Metroなどの無料の新聞はあるのですが、スウェーデン語で困っていたので、これはうれしかったです。

ところで、留学も折り返し地点を向かえ、以前のヨーロッパに対する漠然としたイメージが少しずつ、はっきりしたように感じてきました。以前は、ヨーロッパといっても、それはヨーロッパであり、国ごとの違いなど皆無でした。フランス=ジタン、エッフェル塔。ドイツ=ビール、ワールドカップ。
イギリス=パンクなど...笑。しかし、そうしたイメージも、授業、旅行、そして、様々な国からの留学生とのふれあいから、次第にEUについて知るようになっていきました。

こうした実体験を経て、日本という経済大国が、日本だけでビジネスを行っているわけではないことを理解し始めたように感じます(もちろん知ってはいましたが、本当には理解していませんでした)。グローバル化が進み、今やあらゆる大企業が、世界的に展開しています。その中でも、EUは大きな影響力をもっているといえるでしょう。EU(2002年、25加盟国)は、4.5億人の人口と約10兆ユーロのGDPを有します(参照:EU拡大と日本企業の対応)。GDPは日本4.2兆ユーロのおよそ2倍となります。したがって、FINANCIALTIMESを通して、世界で大きな役割を演じるEUに焦点を当て、記事を見ていきたいと思います。

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